目付のヤマザクラ
メモリアル
場所 山口市 阿東篠目 目付 
樹齢  
大きさ 高さ;  m 目通;   m 根元;   m
山口市から来ると、文殊堂を過ぎて「林」というバス停も過ぎる。
すると鋭角に左折する道路が見える。そこを曲がってひたすら真っ直ぐ。右手の土手に生えている。
訪問時、近くで畑仕事をしていたおじいさんに話しかけると
「ワシの敷地のサクラだが、どういう目的で来たんだ?」と不信の目で問われた。
こりゃまずい展開だなと、内心この木の取材をあきらめた。
「実は自分は巨木を追っかけるのが好きで、ある書物にここの木が載っていたので尋ねて来ました。」と正直に告白。すると、
「ワシはそういうのが大好きなんじゃ。よう来た。」と。
その後はこの木の事を丁寧に教えてくれた。ヤマザクラなんで2週間後に来ると良いとアドバイスをいただいた。
お礼を告げて2週間後にアポイントを取らせていただいた。
すると「ちょっと待ちなさい。上に上がり。」とご主人の庭先まで通された。
「あんたみたいな良い趣味をもっとる人は大好きじゃからこれをあげよう。」と良いながらレンギョの苗を五つほどいただけた。
ありがとうございました。早速帰って庭先に植えますわ。開花時にはまた宜しくお願いします。

あ、そうそう木の解説忘れてた・・・。
根元で2分岐していた幹の一本が強風で折れてこの姿だそうだ。
阿東50年史には折れる前のこの木が記録されているらしい。
このご主人が折れた幹を小さくして植樹しているので周りにはヤマザクラが多く見られる。
(2007.04.13撮影)

約14年ぶりに訪れた。
景色が変わっていて、注視したら大きな切り株が。
どうやら倒木してしまったようだ。
残念。(2021.03.23撮影)

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