場所 |
萩市沖原 南明寺 |
樹齢 |
推定250年 |
大きさ |
高さ12.0m 目通1.9m 根元2.1m |
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『南明寺の糸桜、散っちゃあ、行っちゃあ、見ちゃああっても、咲いちゃあ、行っちゃあ、見ちゃあない』
・・・・・・。
え〜〜、上は「桜が散った頃に行って見る人はいても、咲いた頃に行って見る人はいない。」
つまり「そろそろ咲いただろうと思って行ってみても、 すでに桜は散っていた」の萩弁なんだが、
今時分ここまでの萩弁を操る奴はいるのであろうか?
江戸時代には奥の院に登る参道がソメイヨシノの並木になっており萩市において唯一花見が行われていた場所だそうだ。
本来上の歌は、そのソメイヨシノを見に来ての歌なんだそうだ。今でも山側にソメイヨシノがあり、そちらも見応えがある。
この糸桜、見ごろを見極めるのが難しくその結果が最初の方言に表されているわけだ。
普通に見る桜の約1週間前に満開がやってくる場合が多いようだ。
(2007.03.17撮影)
2007.03.17撮影
2007.03.17撮影 |
2007.03.17撮影 |
2007.03.17撮影 |
2007.03.17撮影
2008年枯失した個体。 |
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2008年数本あるイトザクラのうち、湾曲した個体が枯失。
久しぶりに再訪した。
メインの個体の弱り方が激しい。
非常に心配な状態だ。
(2012.03.31撮影)
(2016.03.30撮影)
(2017.03.25撮影)
(2018.03.18撮影)
2019年山陰では珍しく青空の元での桜。
(2019.03.17撮影)
色々治療されているようだがメインの木の蕾数は明らかに減ってきている。
この撮影の2日後に満開状態を迎えたようだ。
晴れていると窓ガラスの鏡桜が映える。
(2020.03.15撮影)
2020.03.17に県内の新聞で満開が報道されておりやってきた。
やはりメインの木は花数が減ってきている。
(2020.03.20撮影)
メインの木を注意深く見たら山側の大きな枝に花がつかなくなっていた。
スカスカ感が増してきた。
(2021.03.09撮影)
年々心配になる場所がココ。
今年もさらに弱っていた。
各所に治療痕があるので、関係者が頑張っているんだと思う。
好転してほしいものだ。
(2022.03.27撮影)
ドローンで撮りたかった個体の一つ。
萩市内でミドリヨシノと並ぶ名木の一つ。
樹勢の劣化は進んでいる。
次世代に残れば良いが。
(20203.12撮影)